London Design festival 2009 part 1

100%デザイン・ロンドン

23-27 Sep.2009

イギリス/ロンドン

http://www.100percentdesign.co.uk

Londonはデザインとクリエイションの巨大供給基地

ロンドンのデザインシーンは過酷で厳しい経済背景にも関わらず、新たな可能性への挑戦 と新規市場開拓を狙った数多くのメーカーやデザイナーで賑わっていた。 100%Des ignでの展示会場では昨年と比較するとその出展社の数は著しく減少している。展示エ リアも減少していた。初の試みとして毎回ロンドン市街で開催していたDesigner sblockが多くのクリエイターを集め同会場の別棟で同時開催に至っていた。 多くの メーカーは9月中旬から約2週間に渡ってに行われているLondon Design Festivalsにも参加し、London市全体ではFashion Festival、London Degital Weekなどクリエイションの磁場として世界へアピールする貴重な時期となっている。 今年注目だったのはTom Dixonがディレクションを手掛けた、運河沿いの新しいコンプレックスTHE DOCK。ここではTom Dixonのショウルームからデザイン・建築などクリエイティブを中心に活動している メーカーやデザイナーが集結し、新たな名所が誕生していた。また、同時にTom Dixonがキュレートした若手クリエイターの企画展示も開催され、多くのメディアか ら注目されていた。 East London地区では、金融・経済関係の会社が移転を果たし、ここ1年で再生し地区自 体の活性化が堅調に進んでいた。そんな地区で注目なのがTENT LONDON。若手クリエイターを中心に展示会はおこなわれているが、毎回新鮮で有望 なアーティストが集まる。週末にはLondonで一番賑わう場所で、Sunday MarketやFlea Marketに屋台や路地では音楽祭なども開催されて賑わう。 一方London市内の 中心部ではDesign Galleryが熱い。Tate Modernでも有名なDamien Hirstなど排出したWhite cubeを始め、デザイン関連のギャラリーの充実とその位置づけと世界的市場拡大の可 能性を伺えた。 何かを発信しつづける場所として必要不可欠な場所London。今後の 動きは市内だけに留まらず、行政支援のもとDeptfordという新たな地区での街起 こしの復興支援プロジェクトなども注目していきたい。

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